映画「モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~

2018.11.9 fri
ROADSHOW

原題:「Modern Life is Rubbish」/イギリス映画/2017年
ビスタ/5.1ch/日本語字幕:中沢志乃
宣伝:バジー・エンタテインメント 配給:SDP 後援:ブリティッシュ・カウンシル 協力:British Culture in Japan
©Modern Life Pictures Limited 2016

INTRODUCTION

終わりから始まる恋のストーリー♪ 僕たちを引き逢わせてくれたのは音楽だった―。

夢見るミュージシャン、“泣き虫ギタリスト”リアムを熱演するのはMr.Burberryのモデルにも起用され、第86回アカデミー賞R作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督のショート映画にも出演した新鋭ジョシュ・ホワイトハウス。

恋人ナタリー役は『サンシャイン/歌声が響く街』での瑞々しい演技が印象的だったフレイア・メーバーが見事な演技をみせる。二人の選択に影響を与える俳優陣は、“伝説の音楽プロデューサー”ザ・カーブを演じる名脇役イアン・ハートなど実力派がしっかりと盛り上げていく。「ブリットポップ」を代表するバンド“blur”のあまりにも有名なアルバムと同名タイトルの「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」。

本当に二人にとってモダンライフは最低なの?

STORY

僕たちの恋は音楽で終わり、音楽で始まった―。

レコード店で「blur」のアルバムを選んでいる時に出会った、リアムとナタリー。

リアムは、デジタル化した音楽のダウンロードコレクションを忌み嫌い、昔ながらの「アナログ感」のあるCD、レコードコレクションを大切にしている夢見るミュージシャン。

ナタリーは、レコードジャケットデザイナーになる夢をもちながらも夢を諦め、二人の生活を支えるために、広告会社で働くキャリアウーマン。

そんなリアムとナタリーは生活のすれ違いにより別れの時を迎える事になる。

想い出の品々を整理し、それぞれが選んだ道へ歩みだす二人―。

リアムのバンド“ヘッドクリーナー”は伝説の音楽プロデューサー、ザ・カーブと出会い徐々に活動の幅を広げ始め、ナタリーは会社の同僚エイドリアン(トム・ライリー)に惹かれていく。

そんな中、“ヘッドクリーナー”にやってきた待望のチャンス。ステージに立ったリアムは即興であの曲の演奏をはじめる。ナタリーと一緒にいた時に書いたあの曲。

曲が最高潮に達した時、リアムは突如感情を抑えきれず、泣き出してしまうー。

CAST & STAFF

ジョシュ・ホワイトハウス(リアム)

ジョシュ・ホワイトハウス(リアム)

1990年2月27日、英国イングランド生まれ。これまで、NMEアワードを受賞した映画『Northern Soul』(14)や、イアン・ボノート監督『エッジ・オブ・スピード』(16)に出演。さらに、『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督制作の短編映画で主演を果たす。また自身も、インディーズバンド“MORE LIKE TREES”でリードボーカルを務めており、最近ではバーバリーの新作フレグランス、ミスター・バーバリーのキャンペーンモデルに起用されるなど、その才能と魅力的なルックスで注目されている若手俳優・ミュージシャンである。現在は80年代にMGMが製作したカルトミュージカル映画のリメイク『ヴァレー・ガール』を撮影中。

フレイア・メーバー(ナタリー)

フレイア・メーバー(ナタリー)

1993年8月13日、英国グラスゴー生まれ。

2011年、TVシリーズ「スキンズ」(~12)で女優デビュー以来、目覚ましい活躍を見せている若手女優。同年、スコティッシュ・ファッション賞ファッション・アイコンに選ばれる。映画『サンシャイン/歌声が響く街』(13)でスコットランドBAFTA賞主演女優賞にノミネート。その後、フランスのジョアン・スファール監督の『アナザー』(15)に主演、『ベロニカとの記憶』(17)ではシャーロット・ランプリング演じるベロニカの若き日を演じ、さらにダニエル・トンプソン監督『セザンヌと過ごした時間』(16)ではメイド役で印象を残す。また16年、ロンドンでジョン・マルコヴィッチ演出の舞台「Good Canary(原題)」に主演。

イアン・ハート(ザ・カーブ)

イアン・ハート(ザ・カーブ)

1964年10月8日、英国リヴァプール生まれ。1985年にピーター・スミス監督作『No Surrender』にキャスティングされ映画デビューを果たす。イアン・ソフトリー監督のち『バックビート』(95)でジョン・レノン役を演じ、イブニング・スタンダート紙より、名誉ある最優秀新人賞を受賞。その後『マイケル・コリンズ』(96)、『エネミー・オブ・アメリカ』(98)、『ひかりのまち』(99)、『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)のクィレル教授、『ネバーランド』(04)、『プルートで朝食を』(05)など、英国内外で数多くの作品に出演している。

ウィル・メリック(オリ―:ヘッドクリーナーのベース担当)

ウィル・メリック(オリ―:ヘッドクリーナーのベース担当)

1993年4月9日、英国レッドベリー生まれ。リチャード・カーティス監督作『アバウト・タイム~愛おしい時間について』(13)のジェイ役で長編映画デビュー。TVにも多数出演しており、「Fail」(BBC Comedyパイロット版)、「スキンズ」(チャンネル4)では主演を果たした。また舞台では「The Ghost Train」(ロイヤル・エクスチェンジ・シアター)、「Merlin」 (ロイヤル&ダーンゲート劇場)、「Wendy And Peter Pan」(ロイヤル・シェイクスピア・センター)、「Boys」(アルコラ・シアター)などに出演。英国の若手実力派俳優である。

マット・ミルン(ガス:ヘッドクリーナーのドラム担当)

マット・ミルン(ガス:ヘッドクリーナーのドラム担当)

1990年、英国イングランド生まれ。スティーヴン・スピルバーグ監督『戦火の馬』(12)、や『タイタンの逆襲』(12)に出演。また、ゴールデン・グローブ賞受賞作のTVシリーズ「ダウントン・アビー」(10~15) では、主要メンバーのアルフレッド役を演じた。さらに、アニメ作品や「くまのパディントン」(BBC Radio4)では声の出演もしている。また、自らも制作者として『What’s The Craic: The International Dublin Gay Theatre Festival』、『Grant Me Safety: Life In The Migrant Camp Outside Calais』の2編のドキュメンタリーを撮影している。

ダニエル・ギル 監督/脚本

助監督としてキャリアをスタートし、主に『サンシャイン2057』、『ハリー・ポッター』、『ワールド・ウォーZ』、『プライドと偏見』、『ゲーム・オブ・スローンズ』、『ザ・クラウン』などの作品に参加。一緒に仕事をした大物監督にはダニー・ボイル、オリヴァー・ストーン、ジョー・ライト、スティーヴン・ダルドリーなどがおり、15年以上の映画業界でのキャリアを持つ。2009年、自身初の短編映画『Modern Life Is Rubbish』が第53回BFIロンドン映画祭でプレミア上映され、2011年にダニエルは英国映画協会(BFI)が主催する、有能な映画人を育てるプログラム「Think Shoot Distribute」の対象者に選ばれる。2012年には2作目の短編映画『Freak』がロンドン・ショートフィルム・フェスティバルでプレミア上映され、批評家の高評価を得る。そして2015年、本作『モダンライフ・イズ・ラビッシュ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』で長編映画の監督デビューを果たし、ロサンゼルス映画祭をはじめ、世界中で開催される35以上の映画祭で上映し、数々の賞にノミネートされた。現在もいくつかの長編映画のプロジェクトに参加し、精力的に制作活動を続けている。

関連リンク

映画『モダンライフ・イズ・ラビッシュ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』 公式サイト

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