魅惑のブラジリアン・ローズウッドを使用したヴィンテージD-35をご紹介！
2019-09-02
Harvest Guitars店長の白井です。いよいよ増税が来月に迫りました。増税前に一生モノのギターの購入をお考えのお客様からのご相談が増えております。特に高額商品となると増税分の金額が大きくなります。今月は増税前に買っておくべき「一生モノのお勧めアイテム」を優先的にブログにてご紹介していきましょう。
ところで、先日発売された『別冊Lightning Vol.210 Vintage Guitars丸ごと一冊マーティン』(えい出版)を一読者として購入いたしました。こういうムック本はギター愛好家の心のよりどころですね。例え語り尽くされた内容であったとしても、ギターに対する自分の気持ちの再確認ができて、ロマンティックな気分が高揚します。「憧れて、手に入れた一生モノのマーティン」という表紙の一文も共感を誘いますね。
さて、マーティン製品の中で特に垂涎の的となるのが、ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)を使用したモデルと言えるでしょう。ご存じの通り、現在は伐採が禁止されており、稀少材の筆頭に挙げられる木材です。マーティン製品の場合、1969年以前に生産されたギターに使用されたローズウッドはブラジリアンでした。1970年以降は原則的にインディアン・ローズウッドとなります(後年一部のモデルにブラジリアン・ローズウッドが復活しますが)。
今回はブラジリアン・ローズウッドが採用されたヴィンテージ・アイテムをご紹介いたしましょう。1968年製のD-35です。まずD-35について簡単に説明いたしましょう。このモデルはモダン・フォーク・ブームの1965年に登場しました。力木をD-28などの一般的なマーティンのギターより細くすることで、フォークのヴォーカル・スタイルに合った優しい音色としたモデルです。当時すでに貴重になりつつあったブラジリアン・ローズウッドを節約するため、バックを3ピースとしたのも特徴です。
●Martin D-35 1968年製(25-336108302) 税込価格￥820,800
ブラジリアン・ローズウッドらしくピッキングのレスポンスが良く、パリっと明るい音色を持っています。歌に寄り添うD-35らしさはそのままに、比較的シャープな音の出方をするのが特徴です。コード・ストロークを刻んだときの切れ味がご機嫌です。かのイーグルスもD-35を愛用していましたが、この個体もまた彼らのようなアコースティック・ギターをフィーチャーしたロック・バンドでのリズム・ワークにもマッチしそうです。ドレッドノートならではの十分なボリュームを感じさせながらも、低音がブーミーにならず、爽快なサウンドが楽しめます。バックの3ピースの板材のコントラストも絶妙。またこの年式独特の丸みのあるヘッドもマニアにはたまりません。お近くの方は、是非一度お試しください。
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ショッピング・クレジットでご購入の場合、只今支払回数36回払いまでは金利が0%。この商品をお求めの場合、頭金なしの均等払いとすると、月々のお支払額は￥22,800(ｘ36回)となります。ブラジリアン・ローズウッドのマーティンは年々高騰していますので、一生の後悔とならないようこのチャンスを是非ともお見逃しなく！
Posted by Eiichiro Shirai/白井英一郎プロフィール：
1960年生まれ。吉田拓郎を聞いてフォーク・ギターを始め、石川鷹彦をきっかけにブルーグラスにも興味を持つ。その後イーグルス、オールマン・ブラザーズ・バンドなどのアメリカン・ロックに傾倒。エレキ・ギターも弾くようになる。ギター、スティール・ギター、バンジョー、マンドリン、ウクレレ、三線を弾くマルチ・プレイヤーとして演奏活動をする現役ミュージシャンで、音楽誌や楽器専門誌のライターの肩書きも持つ。1970年代の音楽とファッションをこよなく愛し、音楽のあるスロー・ライフを実践するロハス・ピープル。入門者からベテランまで、お客様のライフ・スタイルに合った商品を提案する楽器のコンシェルジュ。
