新宿店2Fペダルホリック担当：久保です。
担当も大好きなブランド、製品であるFRACTAL AUDIO SYSTEMS Axe-Fx IIIが遂に国内登場となりました！！
FRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx III
￥421,200-
ついにきてしまいましたね！
初代Axe-Fx Standard/Axe-Fx Ultra、第二世代のAxe-Fx II/Axe-Fx II XL/Axe-Fx II XL+に続き、ついに第三世代のAxe-Fx IIIが登場です！
早速ではございますが、ご紹介してまいりましょう！
Axe-Fx IIIはハイエンドマルチエフェクトプロセッサー/デジタルアンプ業界に革命を与えこの業界を常にリードしてきたFRACTAL AUDIO SYSTEMS社の新たなフラッグシップモデルです。
非常に多くのアンプモデル/エフェクトモデルを搭載し多彩なルーティングが可能、それらが全て高音質とあって、Axe-Fxシリーズは登場から今まで、数多のギタリスト/ベーシストに愛用され続けております。
現在のフラッグシップモデルはAxe-Fx II XL+ですが、それに置き換わるモデルとなります。
初代Axe-Fx Standard/Axe-Fx Ultraから第二世代のAxe-Fx II/Axe-Fx II XL/Axe-Fx II XL+に変わったときの衝撃も今でも覚えております。
デュアルアンプ機能（2台のアンプモデルを同プリセット内に設置、併用や切り替えが可能）の搭載や、X/Y機能（1つのブロック内に異なるパラメーターを2つ設定が可能）の追加等挙げればキリがありませんが、もちろん今回のAxe-Fx IIIへの進化でも
新たな機能が多数搭載されております！順にご紹介してまいりましょう！
■新たなDSPチップの搭載による容量アップ
まずはこちらをご覧ください。
最新のAxe-Fx IIIまでのDSPパワーの比較表です。
初代Axe-Fx Standard/Axe-Fx UltraとAX8がほぼ同じ、第二世代のAxe-Fx II/II XL/II XL+は第一世代のUltraのちょうど2倍、そして今回のAxe-Fx IIIは第二世代の2倍以上のパワーを持っているのがわかります。
これにより内部設置ブロックの増加はもちろん、後述するX/Yの進化系『Channnels』機能の追加、あとは何と言ってもプリセットを切り替えた際の音切れがかなり少なくなりました！
そして今回のAxe-Fx IIIでは従来のバージョン、Quantumに変わり新たに『Ares』となります。
そしてついにカラーディスプレイを搭載しました！これを待ってた方も多いのではないでしょうか？
非常に見やすい大型のディスプレイで、今まではハードウェアでの音作りは中々慣れが必要でしたが、今回のAxe-Fx IIIではPCを介さずとも、ハードウェアだけでも大分楽に弄れそうですね。
ノブも今回はプッシュ式のものを採用しているようで、迅速かつ簡単にパラメータの変更が可能になっております。
■入出力端子の追加
現在のフラッグシップモデル、Axe-Fx II XL+と比較し、入出力端子が圧倒的に多くなりました！
フロントのメインインプットに加え、リアパネルにもインプットが1-4までございます。
1に関してはフロントパネルのインプットが優先されますが、Axe-Fx II XL+では入力は基本1つのみでしたが、今回は4つもございます。リアパネルインプット2はコンボジャック（XLR/1/4″PHONE兼用）となっているのもうれしいですね！
エレキギター/アコースティックギターの同時入力ももちろん可能ですし、複数のギターの持ち替えもかなりスムーズにできるようになります。
更にはインプット1以外は全てステレオ入力に対応。恐らくこの端子を使用し、ステレオエフェクターの外部接続も可能のようですね。
アウトプットもAxe-Fx II XL+では2系統だったのに対し、Axe-Fx IIIでは4系統になりました。全てステレオ出力です。
アウトプット1はXLR/1/4″PHONE端子、アウトプット2はXLR、アウトプット3/4は1/4″PHONE端子となっており、1/4″PHONE端子は全てHUMBUSTER Technologyを搭載しております。
アウトプット3/4は4CM（4 Cable Method）を使用するようにも設計されているようです。従来のAxe-Fx II XL+等でも4CM自体は使用できましたが、それ専用に設計されたアウトプットではなかった為、FX8のような感覚でも使用できるようですね。
もちろん専用フットコントローラー（後述するFC-6、FC-12）とXLRケーブルでの接続で電源供給や相互通信ができるFAS LINK II端子やデジタルIN/OUTのS/PDIF端子やAES端子も搭載しております。
■INPUT/OUTPUTブロックの追加
これが個人的には一番アツいですｗ
Axe-Fx IIIではINPUT/OUTPUTブロックを任意の場所に設置が可能となりました！
まずはこちらの画像をご覧ください。
今まではPA用に送るライン、中音用に送るラインと分ける際はFX LOOPブロックを使用しないといけなかった部分ですが、独立したOUTPUTブロックが内蔵されたことにより、より分かりやすくなりました。
■レイアウト画面の一新
こちらの画像をご覧ください。
前述したINPUT/OUTPUT端子の増加に伴い、レイアウト画面に設置できるブロック数も増えているようです。この画面では縦6列/横14列の計84個のブロックから選んで設置できるようになりました。
INPUT/OUTPUTブロックが新たに設置できるようになったので、Axe-Fx IIでも非常に魅力的だったルーティングが更に多彩に組めるようになりました。
■Channels機能
Channelsは従来のX/Yの進化形のような機能です。II/II XL/XL+では前述したように1つのブロック内に2つの異なるパラメーターを設定が可能でしたが、今回のChannels機能では4つまでの設定が可能になっております。
例としてチャンネルAが Deluxe Verbモデル、チャンネルBが Plexi、チャンネルCが Recto、チャンネルDが FAS Modernのような設定にし、シームレスに切り替え可能なようです！もちろんそれぞれイコライザー等も設定可能で、それら設定した4つのChannelsはフットスイッチでも切り替えが可能です。
ほぼ全てのブロックでChannelsは4つまで設定が可能ですが、例外としてChannelが設定できないブロックや、2つまでしか設定ができないブロックもございます。（下記画像参照）
■内臓ブロックの増加
一部新たに内臓されたエフェクトブロックもございます。前述したINPUT/OUTPUTの他にも散見されますね。
■専用フットスイッチの一新
専用フットスイッチといえば今まではMFC-101という名前で登場していましたが、今回からは『FC』シリーズとなり、ラインナップは『FC-6』、『FC-12』が発表されております。（MFCがMIDI FOOT CONTROLLERの略でしたが、今回は頭のM、MIDIが消えていますね）
それぞれ名前の通り6つのフットスイッチ、12つのフットスイッチを搭載。待望の小型フットスイッチ登場、更にすべてのフットスイッチに小型液晶がついたとのことで、これは非常に盛り上がりそうです！
SCENEは従来通り8までと変わりないので、従来のAxe-FxでSCENEを8まで全て使っている方はFC-12の方が使いやすそうです。
例えば曲名でプリセットを組み、Aメロ用のサウンドをSCENE1、Bメロ用のサウンドをSCENE2、サビ用のサウンドをSCENE3、ソロ用のサウンドをSCENE4、といった具合に組む方はFC-6で事足りそうですね。
これは運搬面と機能面でどちらを選ぶかを決めればよいかと思います。
■Axe-Fx III、Axe-Fx
II寸法比較
Axe-Fx III
DIMENSIONS: Width:482.6mm 、Height:131.1mm、Depth:292.87mm、Weight:6.87 kg
including front handles and rear jacks
Axe-Fx II
DIMENSIONS: Width:482.6mm 、Height:88mm、Depth:362mm、Weight:4.5 kg
Axe-Fx IIIはIIと比較し、まず2Uから3Uサイズへ変更となっております。
それに伴い重量も増えておりますが、奥行きはやや小さくなりました。
いかがでしたでしょうか。
FRACTAL AUDIO SYSTEM Axe-Fx IIIのご紹介をさせていただきました。
こちらの製品に関して、ご質問等があればお気軽に新宿店担当：久保までお問合せくださいませ。
■4/28追記：Axe-Fx徹底解説第二弾、ハードウェア編はこちらから！
今回も最後までご覧になっていただきまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに！
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