フラクタル担当によるfractal audio AXE FX II XL+解説!!第二弾

担当によるAXE FX II XL +解説!!第二弾はペダルについて

2017-12-05 ハイエンドマルチプロセッサー担当であり、FRACTAL AUDIO SYSTEMS AXE FX II XL +所有する辻本です!!

いつもご利用頂きまして誠にありがとうございます。

今回はAXE FX II XL+にエクスプレッションペダルを繋ぐにはどうするかを解説してみようかと思っております。いくつか方法がありますが、今回は本体裏パネルに接続する方法にしてみます。

使用するペダルはFRACTAL AUDIO SYSTEMS / EV-2 Expression Volume Pedal Blackです。
サウンドシステムをよりダウンサイズさせるEV-2、革新的なラック&ピニオン方式 “Planetary Gearing”を採用し、Axe-Fx II、AX8、FX8のポテンシャルを最大限に発揮するエクスプレッションペダルとして登場したFractal Audio Systems EV-1の約60%にまでサイズダウン !! スモールサイズになっても、エクスプレッションボリュームペダルとして比類無き操作性を誇ります。
ハイ。コピペです。大変申し訳ございません。
でもこのサイズ、重量でエクスプレッションペダルとしてでなく、ボリュームペダルとしても機能させることができるのが欲しいなぁと思わせるポイントです。

さて、では進めていきましょう。
先ず本体背面の”PEDAL 1”にステレオケーブルを差します。(ギターのシールド等のモノケーブルでは機能しませんのでご注意を)こんな具合です。
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続いてペダル側も差します。
75971 B

これで接続完了ですが、これだけではパラメータがうまくコントロールできないので、
ペダルのキャリブレーションを行います。(日本語でいうと校正になるのでしょうか)

本体パネルのI/Oのボタンから’PEDAL’の項目までタブを切り替えます。下から2番目の’PEDAL1 CAL’を選択し、(ペダルを2つ接続している場合、ペダル2のキャリブレーションは一番下の’PEDAL1 CAL’を選択します。)
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ENTERを押すと以下の画面になります。
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この画面が出ているときにペダルを一番奥、手前と数回動かします。
この作業が終了したら、再度ENTERを押していただけばキャリブレーションは完了です。

もう一つ。
本体のPEDAL1に接続する際は、もうひと手間かかります。(MFC-101markIII等にペダルを接続する際は不要です。)
I/Oから、今度は”CTRL”タブに入って頂き、’EXT CTRL 1’の項目を”PEDAL 1”に設定します。これで準備は完了です。

さあここからが本番です。
さっそくペダルを割り当てていきましょう。
今回はワウに割り当てていきます。
ワウのエフェクトブロックを選択します。カーソルがCONTROLにあるのがご覧いただけるかと思います。
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このCONTROLのノブの中心に対に向き合った音叉のようなマークがあります。
ここで右クリックをして頂くと(本体で操作する場合は対象のパラメータを選択した状態でENTERを押してください。)
75705 B

このような画面が出てきます。
これはモディファイヤー(modifier)と言われるもので、色々なパラメーターをコントロールする事ができるAXE FX II の超強力なツールになっています。
この機能を使ってワウにペダルを割り当てます。
画面左上の”SOURCE”は現在NONEになっています。この状態は何も割り当てられていない状態を示しています。
このSOURCEをクリックすると
84017 B

色々出てきましたが、今回は”EXTERN 1”を選択します。その他のSOURCEに関しては、別の機会に説明しますが一つだけ紹介します。ここをENVELOPEに設定するとオートワウになります。

これでワウの割り当て自体は完了です。

が!! ここから更にいろいろいじれます。
今の状態だと、SCENEや、エフェクトのオンにしないとワウはかかりません。
そこで!!SOURCEの横になにやら”AUTO ENGAGE”と書いてございます。
デフォルトはOFFになっていますが…。クリックしてみると…。
85404 B

色々出て参りました。
ここでは”FAST SPEED”を選択します。
この機能は一定の数値以上になったらエフェクトがオンになるという物です。
これによりペダルを踏み込むだけでワウがかかり、ペダルを元の位置に戻すだけでエフェクトがオフになるという某モ〇リーのワウのようなことができてしまうのです。

ここからはもうほぼ趣味の世界になるかと思いますが、
こんなことができますというサンプルだ思っていただければ幸いです。

モディファイヤー内のパラメーターで”START”から”END”までそれぞれの数値を変えることで、通常のカーブと異なるオリジナルのカーブを作る事が出来ます。
スタート、ミドル、エンドの数値をそれぞれいじってみるとこんなカーブもできます。
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このカーブだと、踏み込んだ真ん中くらいで通常一番踏み込んだ時のサウンドがでて、一番最後まで踏み込むと踏み込む前のサウンドがでるという物になります。
一度踏み込んで戻すだけで2回分踏み込んだのと同じサウンドが出るというカーブです。
必要かどうかはわかりませんが…。

次に行ってみます。

先ほどは上段のパラメーターをいじりましたが、
下段には、”SLOPE” ”SCALE” ”OFFSET”のパラメーターが見えます。
それぞれ、カーブの曲線の描き方、< br>86057 B

カーブ全体の傾き、
88014 B


カーブ全体の位置
83896 B

を調整できます。

これらを組み合わせ、ご自身のエクスプレッションペダルの特性に合わせた聴感上自然なカーブを調整する事ができてしまうんです。

ここまでの割り当て、カーブの調整の方法を使って、ピッチシフトエフェクト内にあるワーミーもコントロールできますが、ワーミーへの割り当て方はまた次回にしようかと思います。

店頭でのお試しの際、ご希望であればデモンストレーションも併せてお客様のお時間の許す限り説明いたしますので遠慮なく申し付け下さいませ。

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